カテゴリ:昆虫( 7 )
# 北の里山 by 雲雀
黄金虫は金持ちだ~♪・・・レッツ・ビートル!
名前通り、黄金色や緑色に輝く昆虫たち・・・古代エジプトではスカラベというコガネムシが神の象徴として崇拝されていました。
ファーブルも昆虫記でフンコロガシとして紹介していますし、文学では江戸川乱歩が影響を受けたエドガー・アラン・ポーの黄金虫という小説が有名です。
正に黄金色の歴史の王道を歩んできたコガネムシですが、本当はちょっと違うようです。

f0113632_1203297.jpg初めのコガネムシはセンチコガネ。赤紫色の光沢を持った丸々とた体格のいい奴です。
でも名前の由来のセンチとは・・・雪隠(せっちん)という汲取り式便所で良く見られたため付いた名前でした。
う○ちを食べるコガネムシなんですね。

少々イメージが崩れてきた所で、草食性のコガネムシも紹介し
f0113632_1212318.jpgておきましょう。2枚目からセマダラコガネ、サクラコガネ、ヒメコガネ、マメコガネです。
名前も特徴に合っているようで色も様々、嫌いじゃない人なら楽しめる甲虫です。
紹介したコガネムシは北海道で普通に見られる中型~大型の5種・・・発生時期に山地へ行けば誰でも出逢えます。

f0113632_122574.jpgさて、このコガネムシ。草食性のものは実は害虫です。
幼虫は植物の根を食べますし、成虫は植物の葉を食べます。
食べる食草も種類が多いので農作物の被害が多く農家では嫌われ者です。
でも天敵が多いので異常発生する事があまり無いんですよね。
お陰でコガネムシの被害として大きくは取り上げられた事が少なく、一般には子どもの虫取りの対象とされています。
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が、しか~し!害虫と呼ばれるだけの事はしています。
幼虫の天敵は鳥やモグラ等の小動物をはじめアリ、ムカデ、微生物など様々でこの時代にかなりの確率で捕食されます。
成虫の天敵は鳥や虻や菌類・・・目立つ色なので捕食され易いのでここでも数は減少しますね。
20世紀の初め、1910年頃に日本から輸出されたアヤメの球根にマメコガネの幼虫が紛れ込んで北アメリカに移入するという事件が起きました。
北アメリカでは上記の天敵が少ない上に日本と同じ微生物や菌類はいません。繁殖は爆発的だったようで・・・。
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アメリカではジャパニーズ・ビートルと呼ばれ、キラー・ビートルの異名も持つ程、農作物に被害を与えています。
元々居なかった種類の害虫が外来生物として入って来るっていう事は恐ろしいものですな。
日本でもアメリカでも、その土地に居る微生物や菌類による駆除が進められています。
大恐慌や世界大戦の最中・・・ジャパニーズ・ビートルの名は単に日本の黄金虫という意味だけでなく憎しみを持って呼ばれた名前であったなら悲しむべき逸話です。
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# 北の里山 by kitanosatoyama | 2007-08-23 12:11 | 昆虫 by 雲雀
花と蝶・・・ヒメジョオン②
f0113632_124445.jpg少し間を空けてしまいましたが、花と蝶の続きです。
今日のトップバッターはカラスシジミ。黒っぽいのでカラスなんでしょうが・・・ちょっと可哀想なネーミングです。
夏の盛りに現れて吸蜜しているシーンをよく目にします。
7月に発生し8月までボロボロになった固体が見られるので成虫の寿命は意外と長そうです。

f0113632_1254612.jpg寿命が長いと云うならミドリヒョウモンもかなりのものです。
7月中旬に発生して9月中旬まで見られます。約2ヶ月です。
モンシロチョウなど野原で一般的に見られる蝶の成虫の寿命は10~14日程度なのでこれは長生きですね。
アザミで吸蜜することの多い蝶ですが、今回はヒメジョオンで摘まみ食いしてました。

f0113632_1264620.jpg冬も越えてしまいますよ!ってのも居ます。
クジャクチョウも成虫で越冬する蝶の一つです。
7月中旬に発生して秋口から冬眠に入り早春5月まで飛んでいます。
約10ヶ月・・・実際に活動している時期は3ヶ月くらいでしょうか。
因みに花はヒメジョオンではなくエゾノコンギクでした。(汗)
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# 北の里山 by kitanosatoyama | 2007-03-23 12:08 | 昆虫 by 雲雀
花と蝶・・・ヒメジョオン①
花と云えば蝶と云うほど花と蝶には密接な繋がりと相性の良さがあります。
蝶のあの長い口吻は花の蜜を吸うために発達したものでしょうし、蝶自身の翅の模様も季節の野の花の中では保護色になっています。
でも、実際には樹液を好む蝶が多く、花を訪れる蝶は意外と多くはないんです。
今回は花と蝶と題して、ヒメジョオンを訪れた蝶たちを紹介しましょう。

f0113632_17474263.jpgまずはシロチョウを代表してスジグロシロチョウ。
日本全国に分布するこの蝶は飛んでいるとモンシロチョウによく間違えられています。
菜園のアブラナ科が主食のモンシロチョウと違って野生のアブラナ科を主食とするこの蝶は山の近くでよく見掛けます。
雄はレモンと同じ成分のフェロモンを分泌するので爽やかなレモンの香がします。
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お次によく見られるのがモンキチョウ。
マメ科の植物であればあまり好き嫌いも無くクローバーが牧草や公園の緑化に使われるようになってから急増した蝶です。
小型のシロチョウ科の中では力も強く飛ぶのも速い方です。
目が黄色でピンクの縁取り・・・すこしケバイ感じがします。

f0113632_17502560.jpgそこで清楚にルリシジミの登場です。
なかなか翅を開いてくれませんが翅の表は明るい瑠璃色をしています。
飛んでいる時は瑠璃色の翅が太陽の光でキラキラ光り、青空が反射しているかのように見えます。
足も縞々のタイツを履いているようでお洒落ですね。

おっと、時間が・・・次回に続く!
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# 北の里山 by kitanosatoyama | 2007-03-20 17:51 | 昆虫 by 雲雀
トンボ・・・の交尾!
少々引かれ気味ですが、トンボの記事を用意してしまいましたので、もう1記事お付き合い下さい。
トンボのツガイは皆さんも見た事がありますよね。雄と雌が繋がって飛んでいるアレです。
他の昆虫は腹の先端にある交尾器で交尾する為、負ぶさったりお尻同士をくっ付けたりしてますが、トンボはどうしてるんでしょう?

f0113632_13282922.jpg1枚目はシオヤトンボです。初めは雄も雌も同じに見えますが、雄は成熟すると白い粉を吹いて真っ白になります。
つまり雌が下ですね。卵は尻尾の先端から産むので雌が後ろというのは納得できます。
では精子の受渡しはどうやっているのでしょう?
勿論、雄も雌も生殖器は尻尾の先にあるんですが・・・。

f0113632_13303513.jpg判り易いように大型のオニヤンマの写真で見てみましょう。
車型に連結した雌が尻尾の生殖器を付けている雄の腹の付け根には副性器と云う精子を溜め込む場所と雌の生殖器を固定する鉤が付いています。
雄は尻尾を曲げて腹の付け根に精子を移し車型になって交尾をしているんですね。これなら交尾中に飛ぶ事も可能です。

f0113632_13315743.jpgお尻同士を付けて交尾する昆虫たちも飛ぶ事は可能ですが、羽ばたくと別の方向に飛んでしまうので効率が良くありません。
産卵の時も雄が頭を掴んでいるので雌は最小限の体力で見張りを雄に任せ安心して産卵ができる訳です。
オニヤンマなどは雌が単独で産卵しますが、そんな時も必ず雄が辺りを護衛して飛んでいます。意外と頼りになる奴です!
最後の写真はオニヤンマの蛹の脱殻です。
頭の先から尻まで3cmちょっと・・・やはり大きい!・・・んでもって、ちょっとグロい?
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# 北の里山 by kitanosatoyama | 2007-01-17 13:35 | 昆虫 by 雲雀
トンボ・・・いろいろ
f0113632_10461572.jpg皆さんの住む地域にも沢山のトンボが飛んでいることでしょう。今日は羊蹄山の麓で見られる一般的なトンボの紹介です。
1枚目は春先に登場するヨツボシトンボ。
川の対岸から撮影したので少しボケていまいました。
ずんぐりとした胴体に黄色味がかかった翅・・・4箇所の黒い斑点が特徴的なトンボです。あまり数は見られませんでした。

f0113632_10473378.jpg2枚目はミヤマアカネ。一般のトンボは田圃や沼地などの止水域に棲むものが多いですが、このトンボは流水域にも生息し山奥にも見られるため名前にミヤマが付いています。
昔は何処にでも見られるトンボでしたが、近年は環境の変化から局所的にしか見られなくなっている種です。
翅に模様がある綺麗な赤トンボとして人気があります。

f0113632_10483746.jpg3枚目はノシメトンボ。翅の先端に黒い模様があります。
このトンボは増加傾向にある種で、水田付近に生息しますが、卵を産み付ける環境に水が無くてもいいようです。
産卵の仕方もバラマキ型で、梅雨時に水があればヤゴが育つらしい・・・。
最近の休耕田の増加が拍車を掛けているという報告がありました。環境変化に強いトンボも居るんですね。
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4枚目はアキアカネ。秋の定番です。実は夏にも居ます。夏の間は山で生活して秋になると低地に降りてくるので秋に見ることが多いトンボです。
トンボの種類が一番多い時期は何時でしょう・・・それは春から夏に掛けて発生するトンボと初夏から秋に発生するトンボが共存する季節・・・初夏です。
蝿や蚊を大量に食べてくれる益虫のトンボ・・・身近にトンボが飛び交う環境は住み易いってことですかね。
トンボは雄と雌、成熟個体と未熟個体で色や模様が変化するので見分けが難しい昆虫です。
因みに上から雄、雄、雌、雌ですが・・・判らないですよね。
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# 北の里山 by kitanosatoyama | 2007-01-16 10:56 | 昆虫 by 雲雀
平和を願う戦闘機
f0113632_11485820.jpg虫系なのでクリック注意です。
今日の紹介はコキマダラセセリ(小黄斑セセリ)。セセリチョウ科の蝶で黄色っぽくて斑模様があり、翅を開いて静止することが多い・・・はっきり云って蛾である。(汗)
分類学上は蝶の系統ではありますが、専門家は蛾の仲間に分類する人と、独自のグループと考える人がいます。
それだけ蝶とも蛾とも付かない生態があるってことですね。
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この科の蝶(一応蝶)は前翅を立て、後翅を水平に広げて止まる習性があります。正面から見るとまるで戦闘機のスクランブル体勢です。
小さい体に少しでも多くの太陽光を受けるためと自分のテリトリーを主張するためのようです。
参考までに、あの映画「トップガン」でトム・クルーズが操縦していたF-14A型戦闘機「トムキャット」の写真を添付しました。
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右は雄、左は雌です。翅の斑模様が違いますね。飛ぶ速度は石を投げるように早くピタリと草や花に止まります。ぼんやりしていると虻か大きな蝿と間違うほどです。
北海道から本州中部まで分布していて北海道、東北では普通に見られますが、全国的に減少傾向だとも云われていました。
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セセリと云うのは「せせる」と云うのが語源だそうです。セセルとは突付く、ほじくるとか、せわしなく繰り返す、又は食い荒らすといった意味があるようです。
幼虫はイネ科の植物を食い荒らすし、飛んだり止まったり・・・動物の糞や花に口吻をほじくるように突っ込んでいます。
雰囲気的には合っている名前のようですね。

夏の盛り、戦闘機ばりにスクランブル体勢をとるこの蝶も、武器を持たず自分の力だけで生き抜こうとしている平和の戦士でした。
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# 北の里山 by kitanosatoyama | 2006-12-19 11:59 | 昆虫 by 雲雀
初めてのスライドショー!
このブログではスライドショーが製作できるということで試してみることに・・・。
私が撮る写真の被写体でメインとなる蝶のスライドショーです。

新しいスライドショーを作るには上書きしなくてはいけないようです・・・ここが不便だ!
また新しいスライドショーを作りたいので今あるスライドショーをここで公開してみます。
 ゼフィルス
1枚目から5枚目までが青っぽい翅のジョウザンミドリシジミ。北海道から本州まで分布していますが山合いに棲んでいるので一般にはあまり見られません。
6枚目から10枚目までが緑がかった翅のメスアカミドリシジミ。北海道から九州まで日本全国に分布しています。雌の翅にオレンジ色の斑が強く出るのでこの名前が付いています。
この蝶も森林に棲む蝶で出逢うことを目的として山に入らなければなかなか出逢えない蝶です。

ゼフィルスとはギリシャ神話の西風の神の名前で、優しい微風を感じさせます。
ミドリシジミの仲間に付けられた愛称です。
真夏に木々の間を飛び交う様は正に微風が木々の間をすり抜けるようでした。

が、ナント! クリックしてみるとネームカードの所に飛ぶではないか!
つまり上書きすると投稿した記事のスライドショーも上書きされるってこと?
1つしか作れないなんて・・・全然使えないスライドショーになってしまいました。(涙)
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# 北の里山 by KITANOSATOYAMA | 2006-12-07 14:13 | 昆虫 by 雲雀


冬の里山

北海道の自然を羊蹄山の麓から写真と共に紹介しています。写真をクリックすると拡大します。
by 雲雀
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